曖昧な季節


思い出すには 余りに遠く
忘れ去るには 鮮やかすぎて
貴方がその横顔 初めてくれた頃
星も風もなく ただ・・・

巡り会いなら 月日は浅く
すれ違いというには 時を重ねすぎた
二文字だけのバラード 聴かせてくれた
街も駅もなく その時も(何も見えない頃)
アザレアが咲いていたわ(いつの間にか)
ほかに何も 覚えてはいない

ねぇ 背中にもたれてもいい?
もう このまま目の前が見えなくなっていい
ねぇ 永遠に信じてもいい?
もう このまま何処へも行かせないでほしい
この花と共に

思い出すには 余りに遠く
忘れ去るには 鮮やかすぎて
涙でこの瞳が 膨らんだ頃
昼も夜もなく すぐ側に(この瞼閉じても)

アザレアが咲いていたわ(二人の側に)
ほかに何も 覚えてはいない

ねぇ 背中にもたれてもいい?
もぅ このまま目の前が見えなくなっていい
ねぇ 永遠に信じてもいい?
もぅ このままいつまでも離れないでほしい

ねぇ どこから流れて来たの?
ねぇ どこまで流れるの二人の季節
ねぇ 永遠に信じてもいい?
ねぇ このままいつまでも離れないでほしい
この花に誓う・・・

当時ドリカムや久保田利伸さんのライターをやっていた鉄石美保子さんにも かなり評価をいただいていた歌詞です。馬渡氏の初代マネージャーも結婚式にこの曲を流していただきました。
16のミディアムバラードなので、サビもリズミカルだったりします。アイリッシュ、牧歌的、Aメロには日本フォークの要素も見え隠れします。
季節に関係なく咲く花はないかと、花屋に取材。「半年間ならアザレアとか?」
「ねぇ」や「もぅ」等、詞に使える情緒的なワンワードは限られているので、それに通じるあとの言葉の字数をメロディに揃えるのがキーポイントでした。

from 2nd ナイスアンバランス