慌しい都会で一人暮らし。目標を抱えた自分に孤独という代償が付きまとい、
やがて日々のスピードに追いつかれ、心の拠り所は愛と知り・・・。
ハッピーエンドや悲しみに暮れるばかりが歌じゃない、迷いや葛藤が続くことを歌にするのも正直ではないか。
インパクトのあるイントロのリフが、そのままサビメロとなるアレンジ。最後にたどり着いたのがこのタイトルです。



from 4th バラブシュカ

無 題

夜更けのback alley ジャラジャラと鍵鳴らし
うわべの私を脱ぎ捨て ドアに手を掛ける
今日はどんな印象(イメージ)を 人に与えたろう
きっと優しさ 冷たさ どこにでも自分がいる
後悔のガウンに 腕を通して

タイトルのない気持ちのままで
おんなじ身体(からだ) 今夜も横たえる
安全な場所 外界(そと)から探せば
たったひとつの胸で足りるのに


あくせく過ぎてく 日常の枠の中
まあるく収まる自分に慣れたつもりでも
パンキッシュなNewsが 電波ジャックして
理不尽な犯人(ほし)の気持ちに ふいにキュンとなった
もうわからないよ 感情のゴール

タイトルのない気持ちのままで
どんなことにも 心が揺らいでく
優柔不断と 誰かが笑う
たったひとつの胸は どこにある


さまざまな胸のうち 見せ合える人は
どこかで同じように 私を待っているのだろう


タイトルのない気持ちのままで
感じ続ける きっとそれもいい
安全な場所 見つかる時まで
たったひとつの胸は ここにある