地方出身の男まさりの女の子、意外とオクテ。痛々しくもピュアに、思いを伝えようとする。冷えた肩、温められたい・・・それまで女々で売らないアーティストというイメージだったので、プロダクションの間でも話題騒然のバラード。
王道の美しいR&Bバラード。馬渡松子は声域が低いと捉われがちだが、
エンディングの付近の練習では、マライア・キャリーばりのとんでもない高音で、
繰り返しフェイクを試していた。

from 2nd ナイスアンバランス

らしくもないね


こんなにせつない思い 胸に抱えきれない
夕闇に紛れ込んでゆく 貴方の影
振り向くまで瞳凝らす
明日も 言葉を交わせるかも知れないのに
母親の長い別れのよう 涙滲む
いつか力込め 手を振っている

らしくもないから 誰にも打ち明けられない月日
いつまでも続いてしまいそう
らしくもないよね 一人の人だけ優しくなれる
そんなこと 今まではなかった

いつも恋の一人歩きを 勇気づけてた
慰めの言葉ばかり うまくなった私
だけどそれは 寂しいこと
今は 誰も気づかない道 歩き出して
この思い 伝えられるように 育てている
寄り添える日を 待ちわびながら

らしくもないから あなたへの手紙を読み返せない
美しい言葉は恥ずかしい
らしくもないよね 貴方の誕生日でもないのに
花束を贈りたい わかって

いつの日も一人きりだった 誰よりも孤独を感じてた
いつまでも離さない この思いだけ 離せはしない

らしくもないよね 雨さえ今はきらいになった
冷えた肩 温められたい
らしくもないよね 一人の人だけ優しくなれる
そんなこと今まではなかった
らしくもないよね
らしくもない・・・