あいつの嫌なところも見えてきて、自由の身になりたくなった。だけど、彼といた時がほんとうの自分だったのかも知れない。
気づいたら痛々しい一人芝居、自由を手に入れた代わりに孤独という代償。
「ポジティヴ」という言葉遣いはどうなんでしょう、と打ち合わせの席で言われましたが、ハマりのいい言葉で相応しい意味合いのものが他に見つからなかった。三文字、メロディ事情を念頭に入れずに直しを入れられてもむずかしい。後に、作詞にもそろそろこういう言葉が使われてもいいと思うと言いましたが。今ではなんてことない時代ですね。
この女性のその後、きっと時間が経てば新しい恋を見つけていることでしょう。




from 3rd 甘ちゃん

フリー

キャッチホンにも割り込ませない
すべてシャットアウトしたんだから
もう これからは膝も抱かない あいつのため この部屋で
性格をねじ曲げても 見え透いた嘘に
勝てないことわかった 最後に

さあ笑いましょう さあはしゃぎましょう
1人 1人きりで
誰でもない 私じゃない そんなはずじゃなかったけれど
とりあえずフリー

ミスキャストはわかってたから
ポジティヴに投げたgood−byeの1シーン
ああ 劇的に持っていくクセ 一生もう 治らない
約束のない人ごみ 飛び込んでみたら 目もくれない流れに流され
叱る人もない 悔し涙も 全然出ない
名前もない オンナじゃない そんなはずじゃなかったのにね

まだ知らない歌 覚えよう
いつもワンパターンを避けながら
自分を見つけてきた

手にしたもの なくしたもの ぜんぶチェンジしたい
晴れた夜空 悲しいほど遠く 遠く続く

さあ笑いましょう さあはしゃぎましょう
1人 1人きりで
誰でもない 私じゃない そんなはずじゃなかったけれど
憧れたフリー
憧れたフリー